説明
当社の供給範囲には以下が含まれる。
規格外鍛造品、丸棒、鋼板・鋼帯、フランジ管継手、シームレスパイプ、キャピラリーなど。お気軽にお問い合わせください!
1. XM-19素材の紹介
XM-19 は、高ワイヤーフェライト系ステンレス鋼の開発第1号鋼である。脆性遷移温度が低く、耐食性が良好で、純ニッケルに匹敵する耐食性を有し、靭性、加工成形性、溶接性に優れている。
2. XM-19の化学組成
合金 | % | ニッケル | クロム | アイアン | カーボン | マンガン | シリコン | 窒素 | モリブデン | ニオビウム | バナジウム | リン | サルファ |
XM-19 | 最小値 | 11.5 | 20.5 | 52.0 | – | 4.0 | – | 0.2 | 1.5 | 0.1 | 0.1 | – | – |
最大値 | 13.5 | 23.5 | 62.0 | 0.06 | 6.0 | 1.0 | 0.4 | 3.0 | 0.3 | 0.3 | 0.040 | 0.030 |
3.XM-19 フィジカル・パフォーマンス
密度 | 7.8g/cm3 |
融点 | 1415-1450 ℃ |
室温におけるXM-19合金の機械的性質:
状態 | 引張強さ Rm N/mm2 | 降伏強度 RP0.2 N/mm2 | エロンゲーション A5 % | ブリネル硬度
HB |
固体溶融状態 | 690 | 380 | 35 | ≤241 |
4.XM-19 耐食性
- 耐食性は316Lや317Lステンレス鋼より優れており、洋上の大気環境に長期間曝すことができる。静かな海水環境では、耐食性はモネル400合金より若干優れている。
- 304の2倍の耐食性
- 高温の塩化物環境では応力腐食割れの影響を受け、その耐割れ性は304と316の中間である。
- 優れた機械的特性は629℃の高温でも維持される。
V.XM-19 応用分野
- 海水環境:海水淡水化装置、海水熱交換器、コンデンサーチューブなど。
- 高濃度塩化物イオン環境:排煙脱硫装置、紙パルプ工業、各種漂白装置など。
- 高濃度の塩を含む環境:樹脂製造装置、化学反応容器、配管など
- 排煙脱硫装置(FGD)、原油蒸留塔、貯蔵タンクや圧力ローラーの充填剤、火力発電所、製鉄所、石油化学企業、
- 製薬機械、食品機械